歯周病は歯科医師だけでは治せない
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・セルフ・ケア&歯科医院でのプロフェッショナル・ケア
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歯周病治療で最も大事なのはプラークコントロールです。このことが科学的に証明されたのは1965年Loeらが発表した実験的歯肉炎の論文です。健康な歯肉を持つ被験者にブラッシングを20日間中止させると日を追ってプラークが増殖し、それと並行して歯肉の出血などの炎症が起こり、歯肉炎は進行しました。ブラッシングを再開するとプラークが減少して歯肉の状態が改善され、元の健康な状態に戻ったというものです。
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このため、歯周病の治療では専門的な「プロフェッショナル・ケア」やより本格的な治療により、徹底的にプラークを除去することになっています。
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この処置で歯周病の進行が抑えられ、治療となれば動的治療はいったん終了です。ここからはよくなった口腔をよい状態で維持し、歯周病を予防するために、日々のセルフ・ケアに取り組んでいただくことが大事です。
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