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炎症性物質と歯周病菌が血管に悪さをする🫀

 歯周病が循環器疾患を引き起こすメカニズムとしては、歯周病菌や歯肉の炎症によって産生される複数の炎症性物質が血管壁を刺激し、動脈硬化を誘導する物質を作り出すことが考えられます。その結果、血管内にアテロームプラーク(粥状の脂肪性沈着物)が発生し、血液の通り道は細くなって動脈硬化が発生するというわけです。当然ながら動脈硬化が心臓の冠動脈などの血管に発生し、血栓ができて詰まり血流が途絶えると心筋梗塞に、脳の血管が詰まると脳梗塞になります。動脈硬化もまた、無症状で進行していく病気であることから、予防・対策を心がける必要があります。

2024年03月05日