また、進行した歯周病は中年以降に多く見られますが、その背景には加齢にともない細菌に対する抵抗力が落ちていることや、歯周病を悪化させるリスクである糖尿病などを抱える人が増えていることがあります。仕事や家庭で心理的ストレスを抱えている人も多くなり、口の中のプラークがそれほど増えていなくても、歯周病が悪化しやすい条件が揃ってしまうのです。
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一度も歯周病を発症していない人と発症している人を比べた調査で、後者の人の方が歯周病を再発しやすいという報告もあります。
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こうしたことからセルフ・ケアでは取りきれないプラークや歯石をプロの手を借りて取り除くこと、さらに、再発をしていないか、また新たな歯周病が発症していないかを確認するメインテナンスが大事になってくるわけです。
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