・歯周組織再生療法で歯槽骨が増え、歯が安定すれば、将来にわたって歯は抜けにくくなるはずです。治療成果の研究は、まだ十分におこなわれていませんが、リグロスについては開発者である大阪大学大学院の村上伸也教授らが興味深い研究報告をしています。歯周炎でフラップ手術後にリグロスによる治療をしたグループと、プラセボ群(フラップ手術の後、偽薬を使用)で治療をしたグループとで追跡調査をおこない、歯周病の再発率を比較したのです。追跡できた期間は最短8年〜最長10年でした。その結果、プラセボ群では再発率38.2%だったのに対して、リグロス群では0%と差が出たということです。
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