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歯周外科治療🧑‍⚕️・どのような人が受けるのか

 ・どのような人が受けるのか

歯周基本治療を繰り返しても歯周ポケットが浅くならない場合、プラークが歯周ポケットの奥深くに入り込んでいると考えられます。この状態を放置しておくと歯周病が進行していきます。このため次の段階として行うのが歯周外科治療のうちの「フラップ手術(歯肉剥離掻爬術)」です。「4ミリ以上の歯周ポケットが残っている」ケースが対象となります。

歯周外科治療は局所麻酔でおこなわれます。比較的、短時間(平均的には約1時間程度)で終了しますが、持病などがあって全身状態が悪く、短時間の小手術の負担にも耐えられないと判断された場合は実施できません。

また、骨粗鬆症の治療薬であるビスフォスフォネート製剤を使用している患者さんには使用期間にもよりますが、歯槽骨の治りが悪くなる場合が数%報告されているため、原則として歯周外科治療はできません。さらに喫煙している患者さんは手術後の治りがよくないなど、回復が遅くなるので、術前に禁煙をしてもらうことが原則となっています。

2024年10月18日