・歯周病がさまざまな病気の原因になる、そのキーワードは「慢性炎症」
歯周病の怖さは口の中にとどまらず、全身の病気の発症や悪化の原因の一つになっているということです。このため、歯科医師だけでなく、医師も歯周病に関心を寄せ、双方で「歯周病とからだ」に関する多くの研究を行っています。
そのキーワードは、歯周病の大きな特徴の一つである「慢性炎症(持続的に炎症を抱えていること)」です。
炎症とは、歯肉の発赤、出血、腫れや痛みのことです。歯周病になると歯周組織の炎症が怒り、特に歯肉は赤く腫れてきます。ひどくなると膿が出てくることもあります。
この炎症が、全身に悪さを起こす元凶と考えられています。