37度 快晴 「日本人の70%を悩ます歯周病の正体とは?」①

 おはようございます!今朝の久留米市は、毎日高温の晴天の朝を迎えています!毎日最高気温37度と日本でも最高気温の久留米市になっています。以前はそんなに日本一になる程最高気温が上がるような地域ではなかったのですが、ここ数年は日本でも有数の最高気温の地域になってきています!とにかく毎日暑いですのでくれぐれも熱中症には気をつけてお過ごしください!また、台風5号がいよいよ週末には九州に近づいてきます!福岡県は日曜日くらいから影響が出始める予報ですので、こちらの方も注意してお過ごしくださいね。

 

 

 「日本人の70%を悩ます歯周病の正体とは?」①

 

 歯を失う原因のトップは歯周病

 

 歯を失う原因は、虫歯だと考えている人は多いでしょう。しかし日本人が歯を抜かなければならなくなる原因のトップは、歯周病です。

 

 

 抜歯は、これまで何十年も一緒に過ごしてきた歯との「永遠のお別れ」です。虫歯になって穴が開いたり、治療で削ったり、神経を抜いたりしても、「自分の歯がある」というのはその人にとって大きな安心感だったはずです。その歯を抜かなければならないと告げられて、ショックを受けない患者さんはいません。「抜きたくない」「なんとか抜かなくてもいい方法はないか」と懇願されることも多いですし、受け入れられないままで他の歯科医院を受診してセカンドオピニオンを求める患者さんもたくさんいます。

 

 

 1本歯を失うだけでは済まされない

 

 歯を失えば容貌が変わりますし、抜けたままでは十分に噛めないので、入れ歯などで補う必要も出てきます。

 

 厚生労働省が6年に一回実施している「歯科疾患実態調査(2011年)では、何らかの義歯(ブリッジ・部分入れ歯・総入れ歯)を使っている人の割合は、45〜54歳ですでに約35%、55〜64歳では60%を突破、後期高齢者の75歳以上になると90%近くに達しています。

 

 

 むし歯は住まいで言えばウワモノ部分の問題ですから、雨漏りや壁の崩れなどが生じても、その部分だけ補修すれば済みます。一方、歯周病は、歯を支えている歯槽骨などの「地盤部分」がもろくなって地盤沈下を起こしている状態で、治療で地盤を強化しなければウワモノまで崩れてしまいます。さらに同じ環境にさらされている周囲の地盤も弱っているので、他の歯にまで被害が拡大し、最終的には全ての歯を失うことになりかねません。

という現実の背景には、歯周病が大きく関与しているのです。「75歳以上の3分の1以上は総入れ歯になっている」

2017年08月03日