雨上がりの紫陽花 歯周病の治療をすると、糖尿病も改善する?

 おはようございます!今朝の久留米市は、雨上がりの過ごしやすい気温の曇り空の朝を迎えています!雨上がりの朝の紫陽花は綺麗ですね!今日はまだ雨が降る予報ですので傘をお忘れなく外出されてくださいね!紫陽花の季節ももう直ぐ終わりですね!また、今週末はかなり気温が上がり真夏のような天気になる予報ですね。

 

 

歯周病の治療をすると、糖尿病も改善する?

 

 歯周病と糖尿病には密接な関わりがあることは明らかです。歯周病の人は糖尿病を併発していることが多く、また、糖尿病患者は歯周病が重症化しやすいこともわかっています。歯周病が悪化すると糖尿病も悪化します。そこで歯周病を治療すれば糖尿病が改善するのではないか?

 

 

 それを明らかにした研究結果が、いくつか発表されています。

 

 

 岡山大学大学院でおこなわれた研究(岩本義博氏ら)もその一つです。歯周病と2型糖尿病を併発している患者に、歯周病の治療(スケーリング+歯周ポケットへ抗菌薬を注入)を実施し、治療前と後でHbA1c(血糖値の指標)を比較しました。

 その結果、治療後にはHbA1cが明らかに改善していたのです。また、血糖値を下げるインスリン(ホルモンの一種)を作りにくくするTNF-α(腫瘍壊死因子)の血中濃度も、減少していました。

 

 

 糖尿病を治療中の人は、すぐに歯周病の治療も始めましょう。

 

 

(まとめ)

 

●歯周病の人は糖尿病を併発していることが多く、糖尿病患者は歯周病が重症化しやすい。

 

●歯周病と糖尿病を併発している患者が歯周病の治療をすると、糖尿病が改善する。

 

 

2017年06月29日