おはようございます!今朝の久留米市は、薄曇りの少し涼しい気持ちの良い朝を迎えています!今日は日中は30度まで気温が上がるそうなので、昼はTシャツでいいみたいですよ!今週末の連休には、台風18号が九州にブーメランのようにやってくる予報になっていますので、台風情報(18号)には気をつけてチェックして外出されてください。
「歯周病は感染症!こんなふうに進行する」④
1割は急速に進行するタイプ
歯周病はゆっくりジワジワと進行していくことが多く、歯肉炎から歯が失われるまでの期間は15年〜30年程度と言われています。しかし喫煙や糖尿病にかかっているといったリスク因子があると、進行が早まります。
またこうしたリスク因子に関係なく、歯周病の約1割は「侵襲性歯周炎」という5〜10年で急速に進行するタイプであることがわかっています。侵襲性歯周炎には「若年性歯周炎」という別名があり、その名の通り10代20代という若い頃に発症し、そのままにしておくと歯がグラグラになって、40代ですべての歯を失ってしまったというケースも少なくありません。
侵襲性歯周炎でも、早い段階で発見し治療を開始すれば進行を止めることができます。ところが若い世代には歯周病という自覚がなく、歯肉が腫れる、出血しているという症状が出ていても見過ごしてしまうことが多いのです。また、一般の歯科医師もあまりこの病気の認識がなく、早期発見の機会を逃してしまうことがあります。
侵襲性歯周炎の人が家族にいる場合は、遺伝的な素因や生活習慣も似ているため、発症する確率が高く、より注意することが必要です。また一般的な歯周病治療では治らないことも多いので、異常に気づいたらできるだけ早く「歯周病専門医」を受診してください。