蒸し暑い朝 治療の実例 症例(1)

 おはようございます!今朝の久留米市は、かなり蒸し暑い気温22度です。しかし、湿度が高いためかなり暑く感じる曇り空の朝を迎えています!今日は、最高気温は28度まで上がるので、水分補給はこまめにしてくださいね!

 

朝の6時過ぎ位!

 

 

症例(1)

 

ブラッシング不良による歯肉炎

 

 

ー意識改革とブラッシングで完治

 

 高校生のA子さん(16)は友人から口臭を指摘されたことを気にして受診。口の中を見ると虫歯はないものの歯肉全体が赤く腫れ、歯周病の初期段階の「歯肉炎」でした。歯肉が痛み、ブラッシングの時以外もたびたび出血して、朝起きると枕に血が付いていることもあると言います。本人は1日2回ブラッシングしていると言うのですが、腫れた歯肉にブラッシングが当たると痛いので、かみ合わせの部分だけをサッと磨いているような状態でした。歯にはプラークや歯石がこびりついていて、もともとブラッシングに対する意識は低く、サボりがちだったようです。

 スケーリングでプラークや歯石を除去する必要がありましたが、現状では歯肉の痛みが強くてできないので、まず正しいブラッシング法を指導。1週間後の再診時にはブラッシングによって痛みがだいぶ引いていたため、全体を六分割してていねいにスケーリングをおこないました。3ヶ月後、すべての歯のスケーリングを終える頃にはすっかり良くなって、その後は4ヶ月に1度定期検診を続けています。

 A子さんの治療でスケーリングと同じくらい重視したのは、本人の意識を変えること。初診時から、歯周病がどのような病気なのか、このままブラッシングを怠っているとどのような状態になるのか、治療をするとどうなるかを、本人の口の中の写真や、他の症例写真を見せながら説明しました。また、お菓子やジュースを大量に摂っていたので、少し減らすことを提案。A子さんは「症例写真のようなボロボロの歯になりたくない」と努力し、ブラッシングにも熱心に取り組みました。今は歯肉の痛みだけでなく口臭のコンプレックスからも解放され、「友達の前で堂々と話せるようになった」と高校生生活楽しんでいます。

 

2018年05月30日