(質問):機能性ガムを噛んでいたら歯周病にはならないの?
(答え):以前のガムは、糖分が多かったために「虫歯のもと」とされていました。ところが今は一転して「歯を丈夫にする」「むし歯を予防する」などを謳った機能性商品が登場して、「歯のミカタ」に変わってきています。その効果も、歯の再石灰化の促進、むし歯菌にむし歯になる酸を作らせない、歯を溶かす原因になる酸から歯を守るなどさまざまです。さらに、「噛む」ことによって、細菌の増殖を抑える唾液を増やし、噛む力が衰えないようにする効用もあります。
しかし、ガムを噛むだけでは、虫歯や歯周病は防ぐことはできません。とくに歯周病の場合は、歯ぐきの根元のプラーク(歯垢)を歯ブラシで機械的に落とす必要があります。