おはようございます!今朝の久留米市は、曇り空で、少し肌寒い朝を迎えています。今日の午前中は雨の確率が50%ですが、午後からは曇り空で、降水確率は10%となっています!気温は、最低19度、最高23度になっています。昨日と比べてかなり気温が下がりますので、体調管理には気をつけてお過ごしください。
水曜日の午後は診療終了後に打ち合わせで福岡歯科大学へ行ってきました。曇り空の少し蒸し暑いくらいでした。大学には国際交流で中国の大学から先生や学生が来られているみたいでした。
教授室の窓ガラスには昨年は鳩が巣を作っていて大変なことになっていましたが、疑似のカラスのおかげで今年は鳩が巣を作っていないそうです!
「歯周病になりやすいのはこんな人ー歯周病のリスク」①
歯周病を悪化させるものはこんなにある!
同じようにブラッシングをしていても、歯周病になりやすい人とそうでない人がいます。その違いはどこにあるのでしょうか。
歯周病の発症や悪化にかかわる要因は①口の中の細菌の攻撃力、②患者自身の抵抗力、③生活習慣(環境)の3つに大きく分けることができます。
まず「①細菌」について考えてみましょう。口の中には、良いものも悪いものも含めて一般的に培養できるものは400〜500種類ほど、培養できない細菌も入れれば700種類ともいわれる細菌が棲んでいます。この中に、より多くの種類の「歯周病細菌」が揃っている人のほうが、リスクが高い可能性があります。
また、「レッドコンプレックス」と呼ばれる悪性度の高い3種類の歯周病を全部持っている人もリスクが高いとされています。とくにきわめて悪性度の高い「p.g.菌(ポルフェノモナス・ジンジバリス)」を持っていると、歯周病は5倍進みやすいといわれています。
「②患者自身」にかかわる要因として、分かりやすい例が糖尿病の人です。どんなに歯周病菌が強力に攻撃してきても、外敵に対抗する体力や免疫力が高ければやっけることができますが、糖尿病で免疫力が低下している人は、歯周病を発症しやすく、悪化しやすいことがわかっています。
また年齢が高くなればなるほどリスクは高まり、女性は思春期や妊娠中、更年期など、ホルモンが変動する時期は症状が悪化しやすくなります。あまり多くありませんが、遺伝的に歯周病になりやすい人もいます。
さらに大きな影響をおよぼしているのが、生活習慣などの「③環境」です。ストレスや肥満、運動不足などさまざまですが、とくに「タバコ」は吸えば吸うほど歯周病にかかりやすくなることが明らかになっています。タバコのニコチンに含まれる有害物質は免疫機能や細胞の働きを阻害して歯周病の進行を早め、治りにくくしてしまいます。有害物質の影響で歯肉の血行が悪くなっていることも、歯周病の悪化に拍車をかける原因といえるでしょう。