レーザーを使用した歯周病治療も!🦷🦠

 保険診療の対象となるレーザー治療は、歯周病の治療であるフラップ手術の際、従来は器具を使用して行うスケーリングやルートプレーニング(歯石やプラークの除去)を「Er:YAGレーザー」で実施するものです。レーザーのメリットは歯の根面を傷めないこと、歯周病菌を殺菌したり、「内毒素(LPS)」を除去する効果が期待できること、などです。

 

 保険適用外のレーザー治療では、インプラントについたプラークや細菌、内毒素などの除去、清掃をおこなう方法があります。また、レーザーを応用した「殺菌性光線力学療法(a-PDT)」も登場しています。歯周ポケットの中に光感受性物質を入れ、この物質に作用する波長の光線を照射して、物質から出る活性酸素により歯周病菌を破壊する方法です。しかし、これらの保険適用外の治療が従来の治療よりも優れているという科学的根拠は現段階では得られていません。

 

 治療を選択する際はメリットやデメリット、さらに料金をよく確認の上、納得して治療を受けるようにしましょう。

2024年06月07日