バージャー病の患者は全員、中等度以上の歯周病であった!

バージャー病の患者は全員、中等度以上の歯周病でだった。

 

 

 バージャー病はタバコを吸う20代から40代の男性に多い難病で、閉塞性血栓血管炎とも呼ばれます。日本には約1万人の患者がいるとされています。

 

 

 バージャー病を発症すると、手足の末端の血管が詰まって炎症を生じて、皮膚に痛みや潰瘍を起こし、放置すれば足が腐ってしまいます。「日本の喜劇王」と呼ばれたエノケン(榎本健一)は、この病気にかかって足を切断しました。

 

 

 これまで原因は不明とされてきましたが、東京医科歯科大学の研究グループがバージャー病患者14人を調べてところ、全員が中等度から重度の歯周病と診断されました。さらに、バージャー病患者の患部から取り出した血管試料の大半から、歯周病菌が検出されたのです。一方、正常血管の試料からは歯周病菌は全く検出されませんでした。

 

 

 この研究によって、バージャー病の原因や悪化には口の中の細菌、特に歯周病菌がかかわっている可能性が濃厚になりました。

 

 

(まとめ)

バージャー病患者は中等度から重度の歯周病と診断

 

バージャー病の原因や悪化には歯周病菌がかかわってる可能性が濃厚に

 

 

2017年06月22日