おはようございます!今朝の久留米市は、気温9度の寒い晴れの朝を迎えています!今日の昼には20度を超える暖かい日中になります!また、夕方から雨の予報にもなっていますので、夕方以降に外出する際には傘を忘れずに!また、週末にかけて福岡はかなり寒くなるみたいですので体調管理には気おつけてお過ごし下さい!
朝の6時!まだ夜です!
満月!綺麗です!
歯周治療に「Erwin Adverl」を徹底活用する⑤
2.Er:YAGレーザースケーリングの実際
【症例1】
Er:YAGレーザーによるSRPをハンドスケーラーと比較して同等のの経過が得られた一症例を示す。この患者は全顎的な知覚過敏症を主訴に来院し、中等度の歯周ポケットが認められた。倫理委員会の承認のもと臨床研究として、下顎右側、左側をそれぞれレーザー治療、ハンドスケーリングとして治療を行った。
その結果、処理時間はレーザー側の方が要したが、術中の不快感はレーザー処置の方が低く、術後の経過は両群とも良好で、同等の歯周ポケットの回復を示すことができ、安定した状態でメインテナンスへ移行している。
近年は、いくつかのメタ解析によりSRPよりもEr:YAGレーザー治療の方が僅かではあるが、有意のポケットの減少やアタッチメントゲインがあることや、システマティックレビューでは統計学的に有意差がなくとも個々の報告からは有意性が認められ得るという報告がなされている。
2015年に米国歯科医学会はSRPへの併用療法の意義についてシステマティックレビュー、およびそれに基づくガイドラインでレーザーについて「7㎜以上の歯周ポケットへのEr系レーザーならびにNd:YAGレーザーの併用療法は従来法単独を上回る」としており、2018年のアメリカ歯周病学会の声明においてもその表現は引用されている。