雨上がりの曇り空の朝 「歯を抜くことになったら」

 おはようございます!今朝の久留米市は、雨上がりの涼しい曇り空の朝を迎えています!気温は13度ですので少し肌寒いですが、上着が1枚あれば寒くなく過ごしやすいです。今日は日中でも17度までしか気温は上がらないので、過ごしやすい1日になるでしょうね!

 

朝の6時位!雨上がりの曇り空

 

 

「歯を抜くことになったら」

 

本当に抜歯は必要か?

 

 

 歯周病が進行して歯周組織が破壊されれば、歯を支えきれなくなるので、抜歯はまぬがれません。ここまでは抜歯という事態を避けるための治療の重要性をお伝えしてきたのですが、自覚症状が乏しく早期発見が難しい病気なので、「抜歯になるケースもかなりある」というのが現実です。

 

 

 患者さんは「抜歯したくない。どうにかならないか』と言われますが、実は早く抜歯した方がいい場合もあります。その理由を説明しましょう。

 歯周病の炎症は、歯石の表面などに付着した歯周病菌などが、毒素を出し体内に入り込もうとするのを防ぐために生じています。さらに歯肉の奥にある骨は、近づいてくる歯周病菌に感染するのを防ぐために、自ら溶けて逃げ、細菌との距離を保とうとするのです。

 

 

 歯の周囲の骨がすべてなくなった状態は、もう歯が体の一部ではなく「歯周病菌に侵された異物」と判断されたということで、「早く抜いて」のサイン。体が「必要ない」と判断したら、むしろ体のために抜歯する必要もありうるのです。

 

2018年04月25日