歯周病で歯が抜けてもインプラント治療があるから大丈夫?

(質問)歯周病で歯が抜けてもインプラント治療があるから大丈夫?

 

(答え)歯周病を改善できない人はインプラントはダメになる。

 

 歯周病で歯が全部抜けてしまうと、一昔前までは総入れ歯にするしかありませんでした。近年は人工歯根を顎の骨に埋め込んで再建する「インプラント治療」が普及してきた。見た目も使い心地も自分の歯に近く、歯を失った人にとって救いとなる方法ですが、「インプラント治療があるから歯が抜けても大丈夫」と、悪い意味での安心感を持つ患者さんが増えています。

 しかし、歯周病のために顎の骨が溶けてしましい、人工歯根を埋め込むことができない場合もあります。また、インプラント治療ができたとしても清掃が不十分だと「インプラント周囲炎」といわれる感染症が生じ、インプラント(人工歯根)を抜かなければならないこともある。ブラッシングがきちんとできないままでは、インプラント治療はできません。

 

 

2017年05月17日