久留米ツツジ 「歯周病」最新対策マニュアル 週刊文春

 おはようございます!今朝の久留米市は、曇り空で肌寒い朝を迎えています!今週末は天気も良く暖かい日が続く予報ですので、お出かけにはもってこいの休日になると思います!久留米ツツジも満開に近づいてきています!

 本日は、先週の週刊文春(4月27日号)に掲載されていた「歯周病」最新対策マニュアルを紹介します。4ページにもわたる特集でした。

 

「歯周病は日本人の成人の八割以上がかかっている病気です。最悪の場合は、歯を支える骨が溶けて、歯を失ってしまう恐ろしい病気なのですが、自覚症状もなく、正しいケアの知識がない人があまりにも多い」

 

「虫歯も歯周病も、細菌塊であるプラークによって発症します。虫歯はプラークによって発症します。虫歯はプラークのうち空気を好む細菌(好気性菌)が歯に付着して酸を出し、歯を溶かす病気です。一方の歯周病は嫌気性の歯周病細菌が、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の隙間に入り込み、毒素を発して歯肉や歯槽骨(歯を支える骨)を溶かしてしまう。」

 

「歯周病は全身の病気にも関係があります。歯周病菌のうちPg菌(ポリフィロモナスジンジバリス)という細菌は、口内から身体の血管に入り込み、血管内皮に付着して炎症を起こすので、そこにコレステロールが沈着して生じる動脈硬化の原因になるとされています。つまり、歯周病と、動脈硬化によって起こる心筋梗塞や脳梗塞などの循環器系の病気とは深い繋がりがある

 

「歯周病菌は親から移されるケースがあります。Aさんは父親からでしたが、大抵は母親から移されます。虫歯は生後14週〜50週の間に移されることが多い。一方の歯周病菌は、6歳〜8歳と、ちょうど乳歯が抜けて永久歯に入れ替わる時期に親から移されることがあります。歯がグラグラしたり、歯茎から出血するなど、歯周病に似た環境を好んで歯周病菌が感染するわけです。母親と一緒に食事をして、箸や食器などを使い回すことが感染経路になります。」

 

どのような歯科医院を選ぶべきか。

歯周病の治療は歯科医の技術差が出やすい

日本歯周病学会と臨床歯周病学会が定める「認定医・歯周病専門医」から歯科医師を探すと良い

「学会のホームページに一覧名簿が掲載されています。全国に10万人いる歯科医の中でも、認定医・専門医の肩書きを持つ先生は5、6百人程しかいません。いずれも厳しい基準をクリアした先生達で技術も保証されている。

 

一度、歯周病になった人は、再発する可能性が非常に高い。例えば歯周病治療で抜歯してインプラント(土台が金属でできた人工歯根)を埋め込んだ人でも、二次予防でプラークコントロールをしていないと、再び歯周病菌が付着し、インプラント周囲炎という病気を発症してしまう

このような内容を詳しく解説付きで出ていました!

2017年04月27日