快晴の朝 一生モノのいい歯科医師とは②

 おはようございます!今朝の久留米市は、気温12度と寒い快晴の朝を迎えています!かなり寒くなって来ましたので、くれぐれも風邪引かないように厚着して外出されて下さい!昼は23度ほどまで気温は上がるみたいですが、朝、夜はかなり気温が下がりますので服装調整には気おつけて下さい。

 

 

朝の6時くらい!寒いです!

 

 

 

一生モノのいい歯科医師とは②

 

「歯周病の知識が乏しい歯科医師」を受信してしまった患者さんの悲劇

 

 

 

 

 歯周病の場合、残念ながらあまり歯周病の知識がない歯科医師が間違った治療や指導をして、かえって悪化させてしまったというケースがあるのは事実です。

 

 38歳女性の患者さんは、4ヶ月にわたり歯科医院に通っていたにもかかわらず、歯周病が進行して4本の歯がぐらぐらに。「これはおかしい」と思い、歯周病専門医の資格をもつ歯科医師を受診しました。すると前に通院していた歯科医師がおこなっていた「歯周病の治療」は歯の表面の汚れをおとしていただけ。歯石はまったく取れていなくて、専門医から見たら、とても歯周病の治療とはいえないものだったのです。

 

 この女性の場合、なんとか残せそうな歯は再生治療をして、どうしても救えない歯は抜くことになりました。歯を失うのは誰にとってもショックですが、30代という若さ、しかも未婚の女性です。患者さんにしてみれば「せっかく通院していたのになぜ」と悔しかったことでしょう。

 

 一方、50代の男性は「よその歯科医院で『歯周病がどうにもならないくらい悪化しているから、すぐに抜歯してインプラントを入れるしかない』と言われた」と、セカンドオピニオンを求めて駆け込んで来ました。抜歯がさけられないケースもあり、「抜かない歯科医師=いい歯科医師」ではないのですが、良医であれば高額なインプラントありきの抜歯ではなく、ほかの選択肢も含めきちんと説明してくれるはずです。

 

 実際、歯周病専門医が診察してみると、歯の揺れはあるもののまだ抜歯する段階ではなく、手術で歯肉の奥についた歯石を除去することで十分回復が見込めました。結局、患者さんは歯周病専門医のいる歯科医院へ転院することになり、治療に時間はかかったものの抜歯することなくいい状態を保っています。

 

2018年10月13日